風景写生会

雨に煙る手賀沼・・・秋の風景スケッチ会

2019年10月15日

 

大型台風の影響で延期となった秋のスケッチ会は、10月14日の体育の日に千葉県我孫子市の手賀沼で開催しました。しかし、台風一過を期待したもののあいにくの曇天と肌寒さ。お昼頃には小雨交じりとなったハードなコンディションでしたが、生徒さん達は熱心に制作に取り組まれていました。

 

 

まずは恒例の講師のデモンストレーション。雨の中での制作は屋外で描き慣れた講師でもかなり苦戦していました・・・

 

 

いざ製作開始!が、水彩画を描いているとたちまち雨で色が流れてしまいます。色鉛筆も紙がふやけて傷んでしまうなど困難の多い制作となりました。

 

 

それでも生徒さん達は粘り強く描き、雨に煙る沼辺の空気感を的確に描きとめていました。

 

 

生徒さんも講師も雨にも負けず制作に熱が入ります。霧雨には傘よりも雨合羽が活躍しました。

 

 

 

日帰りスケッチ会 於:川崎市立日本民家園

ゴールデンウィークの入り、4/29(日)に古民家を描きに訪ねました♪

 

今回は小田急線向ヶ丘遊園駅からほど近い生田緑地に隣接する日本民家園で古民家をモチーフに描きます。合掌造りの古民家をはじめ江戸時代の全国の古民家が20軒以上移築され内部を見学出来る建物もあります。    

現地に到着後まずは講師のデモンストレーション。水彩とデッサンで引率講師がそれぞれ30分ほど、構図や技術上のポイントを説明しながら描きます。
「屋外で描くのは初めて」という方も多いので講師の制作工程を直接見るのは大変参考になります。現場制作のイメージが固まってきたらいよいよ場所選びに入ります。

 

最高の天気に恵まれ、日差しは建物に濃いコントラストをつくり、民家のどっしりとした量感が強調されます。爽やかなこの季節でも強烈な日差しを長く浴び続けるのは厳しいので、やはり木陰や軒下が人気のエリアでした。

 

難しい箇所を講師が説明しながら加筆しています。短時間で雰囲気をつかむためには、一筆一筆の効果を熟知しなければなりません。アトリエ制作とは異なる素早い筆さばきは、外光のうつろいを捉えるのに最適です。

 

一日の制作を終えて・・・。皆で作品を持ち寄りその日の成果を確認します。水彩、デッサン、パステルなどの素材は短時間の制作でもかなりの完成度を出せていました。初めて参加された生徒さんにもスケールの大きなテーマをトリミングする貴重な勉強が出来る機会だったようです。    
6月には毎年恒例の写生旅行もあるので今から楽しみですね。皆さんお疲れさまでした!

 

 

 

2016年10月29日於:山梨県勝沼ぶどう郷日帰り写生会

 

 

2016年は旅行も含めて春に二回、秋に二回の写生会を開催しました。屋外制作のおもしろさが確実に生徒さん達に伝わっているのを実感しています。今年最後の写生会は少し遠出して山梨県の『勝沼ぶどうの丘』へ行ってきました♪甲府盆地特有の扇状地形はぶどう園とあいまって南仏のような景観が広がります。絶好の写生スポットを前に皆さん一生懸命描いてました。

 

 

勝沼ぶどう郷駅着。前日まで冷たい雨が降っていましたが、ぐんぐん天気が回復して絶好の写生日和に。今年の写生会は全て天気に恵まれました。

 

 

天気がよいので『ぶどうの丘』まで歩くグループも。駅で見た距離感よりは、歩いてみると意外な近さでした。

 

 

写生前、定例の講師デモンストレーション。約30分の制作ですが、これが非常に重要です。皆さん真剣そのもの。

 

 

あっという間にお昼の時間。今回はバーベキューを予約して絶景ポイントで楽しいひととき。誘惑には勝てず、ワインが注文されてました(o^∇^o)ノ

 

 

気分を切り替えて制作に勤しみます。午後から北風が冷たくなってきました。

 

 

丹念に場所選びをすると思いもかけない眺望に出会えることも。一瞬、劇的な色合いを見せる山肌の表現に真剣に取り組んでいました。

 

 

終了後は作品を持ち寄って、今日の成果を鑑賞。水彩・デッサン・パステル、それぞれの持ち味を生かした表現になっていました。

 

 

写生を終えて。明日からは冬型の気圧配置が強まるということで、まさに千載一遇の機会でした。来年はどこに行こうかなー